模試で自分の学力を把握しよう!志望校判定を前向きに活かす
今回は「模試を通して自分の実力を正確に判断すること」についてお話しします。
- 模試で自分の学力を把握しよう!
- 結果に一喜一憂せず、前向きに活かそう
模試
偏差値は変動する
まず、お二人は自分の学力を、正確に把握していますか?
学力自体が……
あんたは勉強してないもんね
うるさい!……いや、自分の学力、なんとなくは分かるよ?
できないってことがね
それはそうだけど。ゲームみたいに数値が出るわけじゃないし、正確には分からないかな
まぁ、私もそうね。模試で出る偏差値でしか、自分の学力を判断できないかしら
それも一回模試受けたくらいじゃ、あんまり当てにならないよね
そうそう!同じ時期に違う予備校の模試を受けたら、結果が全然違うことあるし!
おやおや、二人で話が盛り上がってますね。
あ……いたの?
いや、いいんですよ。
それだけ真剣に模試と自分の実力について語ってくださるなら、万々歳ですよ。
あんまりよくなさそうね……
さてお二人が話していたように、自分の実力を客観的に見るには、模試が一番です。
しかし、その模試で出る偏差値も、他人によって変動します。
そうなんだよね
実力を知って選択する
大事なのは模試をたくさん受けて、自分の中で感覚として、実力を把握することです。
そうすれば、他の人は関係なく、自分の学力を知れます。
感覚?
たとえば、Aの模試ではたまたま得意な範囲が出て、高い偏差値が出たとします。
Bの模試では苦手な範囲が出て、低い偏差値が出たとします。
- Aの模試では高い偏差値
- Bの模試では低い偏差値
あるなぁ
そういう場合は偏差値が当てにならないと思ってませんか?
え?ならないでしょ
たまたま良い時と、たまたま悪い時だしね
いえいえ、そうではありません。
- 得意な範囲が出たら、高い偏差値を取れる
- 苦手な範囲が出たら、低い偏差値になる
という事実が、分かったではありませんか!
そのままじゃん
それでいいんです。
自分の中で得意な範囲と苦手な範囲が分かるだけでも、受験勉強の上では大収穫になります。
模試を受けた意味は大いにありました。
そういうものなの?
それを踏まえて、苦手な範囲を潰す勉強をするか、得意な範囲を伸ばす勉強をするか。
得意な範囲だけが出る学校を受験校にするか、苦手な範囲も出るかも知れないけど賭けに出て志望校を決めるか。
などなど、選択肢が浮かびますね。
- 苦手な勉強をする?
- 得意な勉強を伸ばす?
- 苦手な範囲が絶対に試験に出ない学校を受験する?
- 苦手な範囲が出ない可能性に賭けて受験時にムチャする?
ホントだ。たくさん分岐するね
自分の学力を把握するには、この作業を繰り返し行っていくことが大事です。
だから何回も模試を受けるのね
志望校判定
志望校判定とは
模試を通しての自分の実力把握は、まだ他にも方法があります。
客観的に分かるのは、偏差値以外にもありますよ。
数字で出るの?
何かあったかしらね?
大事なことを忘れてますね。
志望校の判定結果ですよ!
あ!あるある!
たしかに、一目瞭然で自分の実力が分かるわ
この志望校判定とは何か説明します。
模試で出た自分の点数や偏差値から、その志望校を実際に受験した時に合格する確率を表している、判定結果のことです。
模試を受験する時に判定したい学校名(あるいは学校コード)を書きます。
模試にもよりますが、3~5校など複数校で判定できます。
その結果がA(90%以上)~E(20%以下)で、表示されます。
模試によっては()の中の%が違うこともありますし、最低がD判定のものもありますが、概要は同じです。
この判定って面白いんだよね
何が面白いのよ!E判定なんか出たら、落ち込んじゃうわ……
悪い結果でも落ち込むことはありませんよ。
模試を受けた時点での実力を把握するために、志望校判定はあるんですから。
試験本番までに学力アップすればいいんです。
そんなに割り切れるかしら?
模試はあくまでも模擬試験
偏差値や志望校判定で一喜一憂する時間があったら、それを判断材料に自分の学力を把握して、未来に向かって勉強していけばいいんですよ。
いいこと言うじゃん!
自分の経験
かくいう私も、この判定を自分の実力を把握するのに、使っていました。
どんな風に?
私が無知だったのもあるのですが、大学は『東大』と『早稲田』と『慶應』しか知らなかったんです。
……そんな人いる?
そもそも大学に行こうと決めた時に、『ハーバード』を受験するって先生に言ったくらいですからね(笑)。
大学というものを全然知りませんでした。
なんで『ハーバード』に行かなかったの?
ちょっとやめなさいよ!落ちたかも知れないでしょ
いえ、先生に止められて、受験することすらできませんでした。
まぁ、その話はまた別の機会にしましょう。
それで、どうやって判定を活かしたの?
判定で志望校を書くと言っても、何せ大学名を知りませんからね。
とりあえず『東大』と『早稲田』と『慶應』はいつも書いていました。
志望校判定の意味あるのかしら……
国公立と私立を分けて書くのですが、大学名だけでなく学部も書きます。
当たり前だよね
学部で試験問題違うし
偏差値も違うんです。
なので、志望校判定には偏差値が高い方から、順番に書いてました。
すると、いつも『早稲田』と『慶應』はどの学部もA判定だったのです。
いつも!?すごいじゃない!
『東大』は?
『東大』はだいたいB判定(50%以上)でしたから、ここでは話がそれるので触れません。
当たり前ですが自慢したくてこの話をしているのではありません。
これらの模試の結果により、『早稲田』と『慶應』は受かる実力があると自分で確信することができました。
一度そう思えばもうこっちのもので、リラックスしたまま受験当日を迎えて、実際に合格いたしました。
判定が良いからこそよね
いえいえ、そうではありません。
先ほど話した通りです。
模試は、自分の実力を把握するために、使えばいいんです。
それは良い結果でも悪い結果でも同じです。
私はこのように、良い結果を活かし、合格に結び付けたということです。
まとめ
- 模試で自分の学力を把握しよう!
- 結果に一喜一憂せず、前向きに活かそう
「模試を通して自分の実力を正確に判断すること」についてお分かりいただけたでしょうか?
よく分かったよ
模試もお金がかかりますからね。
たくさん模試を受けられない人は、模試を利用しない方法で、自分の学力を把握しましょう。
それは別の機会にお話しします。
志望校判定がどんな結果でも、自分に取ってプラスに使えるのね
そうですよ。
なにごとも、受け取る人の心次第ですから!
志望校判定でさっき言えなかったんだけどさ……
あら、何よ
学校の名前がいっぱい書かれてる本あるじゃん
学校コードが書かれている冊子のことですね
それがどうしたの?
あれに書かれてる、全国の変な名前の学校を見るのが楽しいんだ!!
聞いて損した……
以上
「模試で自分の学力を把握しよう!志望校判定を前向きに活かす」でした♪