中3の夏に初めての勉強~算数からやり直し偏差値70の高校合格
「正しい勉強の仕方」第30弾です。
今回は何を教えてくれるのかな?
今回は30回記念に「分かるところまで戻って勉強をやり直す重要性」を、実体験を交えながらお話しします。
- 分かるところから勉強をやり直そう!
- 誰でも、どんな状況でも、勉強ができるようになる!
中3の夏に受験を決意
「生まれ変わっても無理」
今までに何度か自分の話をしていますが、私は小さい頃から全く勉強をしない子どもでした。
マンガ読んでゲームばかりしてたんだよね
アンタと同じじゃない
テスト前ですら勉強したことはありませんでした。
そんな私が中学3年生の夏休みに、高校受験を決意します。
遅くない?
その受験しようと決めた高校は東京にあり、偏差値は70ほど。
数字だけ見ると、北海道で1,2を争う学校と、同じレベルでした。
無謀じゃない?
私は塾に行ったことはほとんどないのですが、中3になる直前に一回だけ、春期講習に行ったことがあります。
友達に誘われて、ほんの何日かでしたけど。
へぇ~
そして受験を決意した中3の夏のある時、私の母がそこの講師に、私が東京のその高校を志望している、と話したらしいんです。
受験するなら、塾に通った方がいいかも知れないしね
ですがその講師は私の母に、「生まれ変わっても無理です」とキッパリ断言したそうです。
ひど・・・!
まぁ現実を見ると、それくらい私の学力は厳しい状況だったのでしょうね。
結局そんな塾に通うことはありませんので、一人で勉強することになりました。
数学を小学校からやり直す
とはいえ、人生で一度も勉強をしたことがありません。
何を勉強して良いかも分かりません。
そりゃそうよね
とりあえず、数学の教科書を開いてみました。
中学3年生の数学です。
全く意味が分かりませんでした。
それまで、授業も聞いてなかったの?
授業中は週刊少年ジャンプを読むのに忙しかったですから!
よく受験する気になったわね・・・
仕方ないので、分かるところまで、さかのぼってみることにしました。
中学2年生の数学の教科書を開きましたが、これも内容が分かりません。
中学1年生の数学の教科書も開きましたが、同じく意味が分かりません。
中学3年生でしょ!?
結局、小学校の算数の教科書まで戻りました。
小学6年生か、5年生の教科書だった覚えがあります。
捨ててなくてよかったわね
小学生の勉強をすることは、恥ずかしくなかったの?
元々ゲームでも、辛くても苦しくても、やり込むことに情熱をかけていました。
受験勉強も、やると決めたからには、最後までやめるつもりはありません。
分からないものは分からないのですから、恥ずかしいことなんてありませんよ。
根性あるのね
結局、夏休みの間は数学漬けの日々になりました。
国語も英語も理科も社会も、他の科目は何も勉強できずに終わったんです。
受験に間に合うのかな
その甲斐あって、中学校で勉強する分の数学は、全て学習し終えました。
すごいじゃない!
勉強とは、分かれば楽しくなるものだと、この時実感しました。
小学校の算数
→中学1年生の数学
→中学2年生の数学
→中学3年生の数学
と、一ヶ月かかりましたが、やることができたんです。
夏休み明けの中間テスト
数学で学年1位
そして夏休み明け、学期の中間テストがありました。
そこで私は数学で1問間違えただけの、58点を取ったのです!*1
1問しか間違えなかったの!?
そのテストでは満点を取った人は一人もいなく、他にもう一人58点だった人がいただけでした。
そのため、私はその時、初めて学年1位を取ったのです。
すごいじゃない!
できたのは数学だけで、他はいつも通りボロボロでしたけどね。
褒めたたえる先生
この時、もう一人の学年1位は、毎回トップを取る常連の福田君でした。
そのためもあってか、数学のテストを返す授業の時に、数学の先生がみんなに驚けとばかりに、学年1位を発表しました。
「学年トップが2人いる。一人は福田。そしてもう1人は・・・慶舟だ!!」
その瞬間、教室内がどよめきました。
一斉にみんなが私を振り返ったのです。
(授業中にジャンプを読むために、席は一番後ろになるように細工していた)
すごい光景だっただろうね
なにせ、今までドベ常連の私が、急に学年1位ですからね。
数学の先生は、これでもかとばかりに、私を褒めちぎってくれました。
本当に良い先生です。
その後に勉強をすることが楽しくなった、大事な原体験です。
福田君も1位なのに・・・ちょっと可哀想かな
福田君はその直後の休み時間に、私に悔しさをぶつけてきましたね。
その後の彼は、ますます勉強に励んでましたよ。
志望校合格
英語を中1からやり直す
勉強の楽しさを知った私は、その後は英語を勉強します。
数学と同じように、分かるところまで教科書をさかのぼって、中学1年生からやり直しました。
結果、志望校であった東京の高校に、みごと合格することができたのです!
すごいわ!
色々と端折ったね
詳細は、また別の機会に、少しずつお話ししますよ。
この体験を通して、私は
- 勉強することの楽しさ
- やれば誰でもできるようになる
- できたことを褒めてあげる大切さ
を学びました。
一度も勉強したことなかった人が、ちゃんとできるようになるんだものね
夢と希望があるね!
「塾の実績に入れたい」
余談になりますが。
春期講習だけ行った先述の塾から、受験の後に家に電話があったそうです。
何の電話?
「お宅の息子さんは、受験で合格しましたか?」と聞いてきたんです。
それで母が合格したことを伝えると
「我が塾の実績に入れてもいいでしょうか?」と。
ありえなくない!?
「生まれ変わっても合格は無理」とまで言い放った塾ですからね、
そもそも何日か春期講習に行っただけですし。
私の母は、丁重にお断りしたそうです。
そりゃそうだ!
まとめ
- 分かるところから勉強をやり直そう!
- 誰でも、どんな状況でも、勉強ができるようになる!
「分かるところまで戻って勉強をやり直す重要性」についてお分かりいただけたでしょうか?
よく分かったよ
誰でも、どんな状況からでも、やってできないことはない!ということです。
子どもだけでなく、大人にも言えることね!
よーし!僕もやり直して、成長するぞ!
何をやり直すの?
ゲームで敵に勝てないから、最初からやり直すんだ!
あんたは人生やり直しなさい
以上
「中3の夏に初めての勉強~算数からやり直し偏差値70の高校合格」でした♪