早稲田大学法学部の半分は東大落ち!法科大学院新設の影響!
「正しい勉強の仕方」第70弾です。
今回は何を教えてくれるのかな?
今回は70回記念に、「2004年当時の早稲田大学法学部」についてお話しします。
早稲田大学法学部について
入学式は2回
70回記念?
キリ番ですからね。
いつもと趣向を変えて、今回は早稲田大学法学部について、ありのまま当時の思い出を振り返る回です。
そんなのある!?
まず、私が入学したのが2004年です。
入学式は早稲田大学の入学式と、学部ごとの入学式が行われました。
私の場合は法学部です。
へー、2回やるんだ
まぁ、私はどちらも出ませんでしたけどね。
なんで!
基本引きこもりなもので、行きたくなかったんですよ。
北海道からわざわざ来た父が、一人で入学式に出ていました。
可哀想……
第二外国語でクラス分け
学部内でクラス分けがされます。
大学でもクラスがあるんだ!
英語ともう一つ外国語が必修なので、その第二外国語で何を選択するかによってクラス分けがされます。
何を選んだの?
私はドイツ語を選びました。
ドイツ語ってなんか格好良いよね!
そんな雰囲気で決めるわけないじゃない!
第二外国語がどんなものか分からないので、大体の人が適当に決めていましたよ。
やはりイメージからかフランス語とドイツ語が人気のようでした。
やっぱりね!
そのクラスですが、一つのクラスは20人ほどいたでしょうか。
男女は半々か、男子が少し多いくらいです。
女子で早稲田大学の法学部って、あまりイメージないものね
ドイツ語の先生は、日本人とドイツ人と2人いましたが、日本人の方がクラスの担任の先生になります。
担任なんているんだ!
ますます高校みたい
第二外国語でクラス分けをするからこそ、第二外国語の先生が担任になるのでしょうね。
法学部棟は工事中
ちょうどその頃、法学部の建物は工事中でした。
2005年に工事が完了するまで、学部棟というものがありません。
学部棟?
大学では普通、各学部ごとに棟が決まっていることが多いんです。
早稲田大学の文学部のように、学部でキャンパスが違うこともあります。
じゃあ、周りは同じ学部の友達だらけね
しかし私が入学した時は法学部の学部棟がないので、授業のたびに色々な教室に行かされることになります。
他の学部の教室を借りて、授業を行うわけです。
コマとコマの間のわずかな時間が、移動だけで終わることはしょっちゅうでした。
そんなに移動に時間かかる?
高校までの移動教室なんて、比ではありません。
教室ではなく、建物自体を移動しなくてはいけないのです。
階段の上り下りも大変ね……
法学部は8号館でして、6号館や14号館の建物を借りて授業を受けていた記憶があります。
うろ覚えですが。
そんな移動の間に、当時早稲田大学の生徒だった、東国原英夫さんとすれ違ったこともありますよ!
え!すごい!
そのまんま東のイメージしかないので、「東いたわ~」なんて冗談っぽく話してた友達もいました。
失礼過ぎない?
Wikipediaより引用
クラスの半分が東大落ち
先ほどクラスの人数の話をしましたが、実は半分くらいが東大落ちでした。
半分も東大に落ちてたの!?
ちょうど法科大学院(ロースクール)が新設されることになり、2003年度の入試から法学部の合格者が削減されて、法学部の入試が難しくなっていたんです。
受験生が可哀想……
そのため、例年通りなら東大に受かっていたであろう人が、不合格になります。
東大受験生にとっては早稲田大学も慶応大学も滑り止めですので、必然的に両大学の法学部の東大落ち入学者が増えます。
滑り止め!?
なので、早慶の法学部だけを狙っていた人も、例年なら合格していた人でさえ不合格になります。
結果、早稲田大学法学部のクラスの半分は東大落ち、という事態になりました。
ひど……
それだけやっても、法科大学院の司法試験合格率は上がらなくて問題になりましたね。
結局、東大文科一類の定員削減も、3年ほどで終わりました。
私もその世代ですが、ピンポイントで当時受験生でかつ法学部志望だった人は、大変な被害を受けたわけです。
そんなクラスですから、誰かがポツリと言いました。
「東大って言っても、大したことないよね」
え!大したことあるよ!
早稲田生の儚いプライドです。
少しでも東大をバカにしようと、「東大(とうだい)」ではなく
「東大(あずまだい)」
と呼び始めました。
何か違うの?
意味ないですよね。
ちっぽけなプライドです。
結局、クラスの中でもあまり流行りませんでしたが、東大落ちである早稲田生の、全てが表現されています。
学識とプライドで素直になれない
早稲田生の様に、下手に学識があると、普通に呼ぶのが嫌になるんです。
例えば、「徳富」という人がいるとします。
あだ名を付けるとすると……。
普通なら「徳富」と言えば「蘇峰」ですよね?
……は?
有名な思想家の「徳富蘇峰」です。
歴史で勉強しますね。
知らないけど……
受験勉強で覚えていて当たり前のことで面白くないので、もう少しマイナーな「徳富蘆花」ぐらいが、早稲田生の自尊心を満たすちょうどいいあだ名になります。
いや、だから誰?
「不如帰」を書いた、有名な小説家です。
だから知らないって……
そんなこんなで、「徳富」君のあだ名は蘆花になる……と思わせておきながら、やっぱり言いやすい「蘇峰」になるんです。
プライドはどこ行ったの!?
と、このようにプライドが邪魔をして素直になれないのも、早稲田生の特徴です。
まとめ
「2004年当時の早稲田大学法学部」についてお分かりいただけたでしょうか。
よく分かったよ!
全体的にあまりいい話がなかったけど……
それこそ実際にいた人でないと、こんなことは言えませんよ。
関係ない人が同じことを言ったら、早稲田生に怒られちゃいますからね。
なるほど、身内だからこそ言えるってことか
今度はもっと良い話をしてよね!
以上