誰でも勉強ができるようになる勉強法

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10段階評価で平均9.1の成績。調子に乗って恥をかいた話

「正しい勉強の仕方」第42弾です。

 

今回は何を教えてくれるのかな?

 

今回は『調子に乗っていたら鼻を折られた話』をします。

 

今回のポイント
  • 上には上がいる
  • 傲慢にならずに努力を続けるのが大事

 

 

先生との面談

平均9.1で鼻高々 

 

鼻を折られた話って・・・大丈夫!?

 

慣用句でしょ、慣用句

 

そう、私のキノピオのように高々と伸びた鼻(傲慢な精神)を、折られた(正された)話です。

 

私は高校二年生になる時に、受験クラスを選んでいました。

内部進学で大学に行く生徒が大多数の高校だったので、「受験クラスは学年の中でも、志が高い優秀な人が集まるはずだ」と、思っていたのです。

 

そのクラスになって最初の定期テストで、私は前回のブログで話した通り、好成績を出しました。

その結果、成績通知表は10段階評価で、ほぼ10と9の、平均9.1!

 

すご!

 

5段階評価にすると、平均4.5以上です。

このせいで、当時は傲慢だった私は調子に乗ります。

 

どんな風に?

 

「9.1ってことは、俺がクラスで一番か~。受験クラスでもこの程度なんだから、学校全体でも一番だろうな!」

 

めっちゃ調子に乗ってる・・・!

 

ムカつくわ!

 

ご安心ください。

すぐにその鼻は、へし折られます。

 

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優しく諭す先生

 

最初のテストを終えて、生徒全員が担任の先生との、一対一の面談をすることになりました。

出席番号順に一人ずつ呼ばれて、進路指導室で成績通知表を見ながら、今後の進路や学校生活がどうか、といった話をします。

 

何を話したの?

 

驕り高ぶっていた私ですから、もちろん前述のような発言をしました。

 

先生に向かって!?

 

定年直前で、小柄なハゲの、可愛いおじさん先生だったんです。

 

めっちゃバカにしてる・・・

 

いえ、本当に褒めているんです。

生徒たちから人気があり、もちろん私も好きな先生でした。

優しいですし。

 

なので、私も歯に衣着せず、物を言えたんです。

 

それで、先生はどんな反応だったの?

 

穏やかな先生でしたから、

「う~ん、慶舟君が思ってるよりも、上には上がいるんじゃないかな?」

と、優しく私を諭す感じで、話されてました。

 

いい先生ね

 

しかし私は聞く耳持たず。

話は平行線になります。

 

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オール10

 

と、その時。

 

机の上に置かれていた成績通知表を、先生がうっかり、ずらしてしまいました

次の生徒の成績通知表が下に重なっていたので、その内容が私の目に入ってきたのです。

 

そんなことある?

 

今の時代ほどプライバシーにうるさくありませんでしたからね。

クラス全員分の成績通知表を重ねておいて、面談の生徒が変わるたびに入れ替えてたんでしょう。

 

私の次の人は、「寺町(てらまち)」くんでした。

 

あいうえお順ね!

 

彼は寮生でありませんでしたし、二年生で初めて同じクラスになったこともあり、その時はまだあまり喋ったことがない人でした。

 

その彼の成績に、私は度肝を抜かれます。

 

いくつだったの?

 

10です。

 

え?

 

10だったんです。

 

何の科目が?

 

平均が10だったんです。

 

つまり、全科目が10。

オール10でした。

 

なにそれ!すごい!

 

すごいですよね。

ついさっきまで「いや~、俺って勉強できるから、学校でも一番っしょ~!」とか言っていた自分が恥ずかしくてたまりません

 

ぷぷっ・・・!

 

ちょっと!笑ったら可哀想よ!

 

いえ、笑ってください。

傲慢な私の鼻っ柱は、見事に折られました。

そりゃあ先生も、「上には上がいるんじゃない?」って言いますよ。

 

なにせ、すぐ次の出席番号にオール10がいるんですから。

 

寺町くんの成績を見たことを先生に気付かれないように、なんとか平静を取り繕いました。

 

「成績見えた」って言えばいいじゃん

 

それはできません。

直前までイキっていた私の、ギリギリのプライドですね。

 

先生の言うことにはすぐに同調して、「これからも弛まず努力していこう」と話はまとまり、面談は終わりました。

 

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余談

 

その後、寺町くんとは仲良くなりました。

彼はまさに天才で、勉強だけでなく運動や家庭科など、何もかもを簡単にこなしました。

なのに謙虚で、ちっとも傲慢ではありません

 

高校三年生の時も同じクラスでしたが、内部進学者が多いため受験に役立たない授業ですら、全て真面目に受けていました。

いつ受験勉強をしていたのか・・・?

 

そんな優等生な彼は、文系では日本で一番難しい東大文科一類に合格できる力がありながらも、「考古学をやりたい」と東大文科三類を受験し、現役で合格して東大に行きました

 

まとめ

今回のポイント
  • 上には上がいる
  • 傲慢にならずに努力を続けるのが大事

 

『調子に乗っていたら鼻を折られた話』についてお分かりいただけたでしょうか?

 

よく分かったよ!

 

成績通知表をうっかり見せてしまった先生のお陰で、私はその後も驕らずに努力できるようになりました。

 

そのことなんだけど・・・

 

どうしたの?

 

先生はうっかりなフリして、わざと見せたんじゃないかしら?

 

・・・!

 

ありそう!

 

生徒を正したいけど、直接言ったら角が立つわよね

 

だから、うっかりなフリして、相手に自分で気づかせたのか!

 

・・・本当に、先生には感謝ですね。

 

以上

「10段階評価で平均9.1の成績。調子に乗って恥をかいた話」でした♪