誰でも勉強ができるようになる勉強法

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早慶は本当に半年の勉強で合格できる!?慶應SFCとは?

「正しい勉強の仕方」第90弾です。

 

今回は何を教えてくれるのかな?

 

今回は90回のキリ番記念に早稲田大学と慶応大学は本当に半年で合格できるのか!?」をお話しします。

長くなってしまったので、前後編に分けて紹介します。

 

今回のポイント

 

早稲田大学or慶應大学に半年で合格できる?

日本最難関の私立大学

早稲田大学と慶応大学?

 

日本の私立で一番学力が高いとされる、有名な大学です。

日本人で名前を聞いたことがない人は、まずいないでしょう。

 

どんな学校か知らなくても、名前は知ってるわね

 

その早慶ですが、難しい大学にも関わらず半年で合格できると、巷では評判になるのが常です。

 

半年で合格できるの!?

 

日本最難関の大学なのに?

 

これは実際に半年で合格した人がいるからそう言われるのですが、その真実を今回は明かしていきたいと思います。

 

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かつては私も声高に叫んでいた

かくいう私も、早稲田大学法学部に入学しています。

その後、塾講師や家庭教師をやる中で早稲田大学や慶応大学は、誰でも半年あれば合格できる!」と言い続けて、授業をしていました。

 

へぇ~、教え子で合格できた人はいるの?

 

いえ、私は高校生を教えていなかったので、そもそも大学受験した教え子がいません。

 

ダメじゃん!

 

まぁ一種のアピールですね。

大言壮語でも自信を持って言えば、不思議と説得力がありますから。

 

アピールなんだ……

 

いえ、自身の経験からも、その時は実際にそう信じていましたよ。

ただその後に、人によって様々事情が違うことを学び、誰でも合格できる」とは言わなくなりました。

 

100人が100人、同じ人なわけないものね

 

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ビリギャル

1年で慶應大学に合格

さて早慶に半年で合格できるということですが、実際に合格した有名な人を紹介します。

慶應義塾大学総合政策学部に合格した、ビリギャルこと、小林さやかさんです。

 

映画になった人だ!

 

書籍は100万部突破のベストセラーです。

 

カッコ良いわ!

 

この本は「1年で合格した」と書かれていますから、「半年で合格」ではありませんが、似たような話として一番話題に上がります。

実際には、ビリギャルさんは高校2年生の夏から受験勉強を始めているので、「1年以上」かかっています。

 

それでも凄いことじゃん

 

努力に努力を重ねた結果なのですから、もちろん立派なことです。

総合政策学部

比較的新しい

ここで注目して頂きたいのが、彼女が進学した学部です。

 

総合政策学部……?

 

1990年に設置された学部で、歴史ある慶応大学の中では、比較的新しい学部です。

慶應SFCとも言われますが、なかなか聞きなれない方も多いでしょう。

法学部・工学部・経済学部・文学部などが、どんな大学でも有名ですからね。

 

それらは聞いたことあるわ

 

しかしこの学部は入試偏差値72.5と、難関・慶応大学の数ある学部の中でも、最も高い偏差値を要求されます(https://passnavi.evidus.com/参照)。

 

めっちゃ難しいんじゃん!

 

そんなとこに合格できるなんて凄いわ!

 

いえ、実はそうでもありません。

 

慶應SFCΩ館

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wikipediaより引用

試験科目が少ない

つい偏差値だけで判断してしまいますが、実はこの学部は試験科目が他学部よりも少ないのです。

 

少ない?

 

例えば法学部は地歴・外国語・小論文の3教科で、理工学部数学・理科・外国語の3教科です。

しかし総合政策学部は、外国語(か数学)と小論文の2教科しかないのです。

科目数が少ないため偏差値が高くなっているだけで、実際には数字ほど難しくありません

 

そういうものなのね

 

事実、ビリギャルさんは経済学部・商学部・文学部と、他に受けた慶應の入試は全て不合格になっているので、総合政策学部の独特な入試科目のお陰で合格できたと言えるでしょう。

 

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古市憲寿

環境情報学

次に紹介するのは、同じく慶應義塾大学卒業で、環境情報学部に在籍していた古市憲寿さんです。

半年で合格したわけではありませんが、せっかくなので紹介します。

 

よくテレビで見るね

 

この方が卒業した環境情報学部も、ビリギャルさんと同じく1990年に作られた学部で、入試で求められる偏差値は72.5と高くなっています。

 

ということは、試験科目は……

 

そう、総合政策学部と同じ、2科目です。

 

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慶應にはうじゃうじゃいる

とある番組でビリギャルさんの話が出た時に、古市さんは「何がすごいか僕にはわかりません。僕の周りにはこういう人、うじゃうじゃいるので」と仰っていました(https://dot.asahi.com/dot/2019030900002.html?page=2参照)。

 

え!スゴイこと言うね!

 

実際にそうなのでしょう。

ビリギャルさんも、「古市さんの言う通り」と仰っています。

しかし、古市さんは「努力して慶應に合格した人がたくさんいる」と言いたかっただけでしょうか?

 

どういうこと?

 

もしかしたらわずか1年の受験勉強で慶應に合格した人が周りにたくさんいる」と言っているのかも知れません。

 

えー!

 

それはないんじゃ……

 

発言の真実は分かりませんが、古市さんの周りには、同じ慶應SFCの方が多かったことは容易に推測できます。

 

ただ一つ確実に言えるのは、入試科目数が少ない慶應SFCは、慶應の中では一番入りやすい学部だと言うことです。

それこそ、半年で合格する可能性が最も高い学部と言えるでしょう。

 

ちなみに古市さんは、学力は基本的に関係ないAO入試で、慶應SFCに合格しています。

 

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次回に続く

ほとんど慶應SFCの説明で終わってしまいました。

次回は早稲田の学部も例に出し、実体験を元にした学部差別を取り上げます。

 

半年で合格できるかどうか、お楽しみに♪